ご家族の方へ

白内障は、主に加齢が原因の目の病気です。したがって、80代になるとほぼ100%の人が発症するとも言われています。
白髪などと同様に老化による症状のひとつとも言えるでしょう。

初期の段階では特別これといった兆候が現れないことがほとんどです。痛みなどはっきりとした自覚症状もありません。よって、ご本人は白内障が進行して重症化に至るまでは白内障に気づかないことも多いでしょう。

そこで、ご家族の方々がいち早く気づいてあげることができれば、早期での治療が実現可能となるでしょう。

なお、白内障は手術によって治る病気です。日本国内での治療実績も十分であります。「発症したら目が見えなくなってしてしまうのではないか」といった過剰な心配をすることはありません。とはいえ、「目の手術」と聞いて不安を感じることかと思います。ご両親、祖父母の発症が疑われる際には、ぜひご家族の方からのサポートはもちろん、治療を促していただければと思います。

早期治療のため、そして術後の生活をより良いものにつなげていくためには、ご家族のみなさまのご理解、ご協力が大切となります。